top of page
  • 執筆者の写真Kentaro Ono

論文(原稿)をPsyArXivにアップロードしました

私はもともと夜型人間なので、朝は9時10時まで寝ていたい派なのですが、最近はめっきり忙しく朝は7時過ぎには起きる健康的な生活を続けています。そんな中、論文原稿を初めてプレプリントサーバーにアップロードしてみました(リンク)ので、ご興味のある方は読んでみていただければありがたいです。


この論文は、和声進行における和音の予測と予測誤差に関わる脳活動を外受容感覚と内受容感覚を絡めて脳波を用いて検討したものです。刺激の予測を反映するとされる刺激先行陰性電位(SPN)という脳波成分と、身体内部の状態、特に心拍に関連するとされる心拍誘発電位(HEP)の二つを利用して、SPNとHEPが和音の予測の不確実性によってどう変化するかを調べたものです。


まだ査読されていない原稿なので、読まれる際にはご注意ください。







閲覧数:23回0件のコメント

最新記事

すべて表示

新しい論文が公開になりました!

西洋音楽でよく用いられるような和声進行と、デタラメに並んだ和音列を聴いたときに生じる脳波の違いについて検討した論文がScientific Reportsで公開されました(URL)。 この論文は、和音を予想しているときに脳の中で何が起きているかを調べたものです。和音と脳波と言えばStefan Koelschの一連の研究が有名ですが、彼は予測とは異なる和音が聴こえたときに右前部陰性電位(Early R

Perceptionに書評が載りました

タイトルの通りなのですが、心理学系のメジャーな?雑誌であるPerceptionから私のところに書評の依頼が来まして、恐れ多くも書かせていただきました。 Book review: Physiological Influences of Music in Perception and Action by Shannon E. Wright, Valentin Bégel, and Caroline P

論文がオンライン公開されました!

以前に、音に対する知覚的体制化が我々の行動に影響を与えるという論文を書いたのですが、聴覚ではなく視覚でも刺激の体制化が行動に影響を与えるのかということを調べた実験が論文になりました。 Kentaro Ono Enhancement of visuomotor synchronization by a regular pattern of stimulus presentation. Neurosc

bottom of page