Kentaro Ono, Junya Hashimoto, Ryosuke Hiramoto, Takafumi Sasaoka, and Shigeto Yamawaki
Frontiers in Human Neuroscience 2021, 15: 630288. doi: 10.3389/fnhum.2021.630288
視覚刺激を予測しているときに、予測の正確さを反映してSPNと呼ばれる脳波成分が変化することを示した論文がFrontiers in Human Neuroscienceにアクセプトされました。
私たちは日常において、いろいろな予測を行っています。例えば車を運転しているとき、曲がり角から子供が飛び出してくることを予測してスピードを遅くしたりします。こうして行う予測は常に正確であるとは限らず、私たちは不正確な(あいまいな)予測をもとに行動する場合が多々あります。この研究では、こうした予測のあいまいさがどのように脳活動に反映されているかを、脳波を用いて検討しました。
これは広島大学のCOIプログラムで行った研究の一部です。こちらに来て1年たったくらいにようやく始めることができた実験で、実験後1年くらい放置して(汗)、その後1年かけて4つの雑誌に投稿しては蹴られを繰り返した挙げ句、ようやくアクセプトにたどり着きました。Frontiersなので無料で読めます。
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