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今週のJournal Alert vol.1

PubMedのJournal Alertに音楽系の英語/日本語論文のアラートを登録していて、毎週関連する論文のタイトルがメールで配信されるのですが、ピンからキリまである論文のうち、私の琴線にかかったものを簡単に紹介していきます。


Zelenchowska A, Gonzalez-Sanchez VE, Laeng B, Jensenius AR.

Front Psychol.2020 Apr 21;11:698. doi: 10.3389/fpsyg.2020.00698. eCollection 2020.


音楽を聴くと自然と身体が動いてしまうものですが、スピーカーで聴くよりもヘッドホンで聴いた方が動く度合いが大きかったという研究です。



Neural Basis of Long-term Musical Memory in Cognitively Impaired Older Persons.

Thaut MH, Fischer CE, Leggieri M, Vuong V, Churchill NW, Fornazzari LR, Schweizer TA.

Alzheimer Dis Assoc Disord. doi: 10.1097/WAD.0000000000000382.


軽度のアルツハイマーもしくはMCIと診断された高齢者を対象にして、昔から知っている音楽と、実験直前に聴いた音楽に対する脳活動をMRIで測定した研究です。よく知っている音楽の方が記憶や感情に関わる部位を含む広範囲に活動が見られ、こうした方々でも音楽の記憶が割と残っていることを反映しているのかもしれません。









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